• 靭性モルタル・DLCを用いたコンクリート構造物への使いたくなる新たなメンテナンス技術の評価委員会

委員会紹介

-委員会活動の内容をアーカイブとして公開-

 「靱性モルタル・DLC を用いたコンクリート構造物への使いたくなる新たなメンテナンス技術の評価委員会」では、新技術としてDLC (Diamond-Like Carbon)薄膜技術や靭性モルタル技術などを取り上げ、インフラメンテナンス分野において、これらの技術に関する理解と活用を拡げるための研究活動を行いました。

 その研究成果等を含む活動内容を、報告書として取り纏めるとともに、このHPにアーカイブとして公開いたしました。関心のある方に、有効に活用していただければ幸いです。

ダウンロード→DLC委員会報告書

2022年3月

岐阜大学工学部 社会基盤工学科 名誉教授 六郷 恵哲

委員長挨拶(終了時)

背景: 内閣府のSIPインフラというプロジェクトの中で,インフラメンテナンス分野における新技術を地域の自治体等で活用(地域実装)していただくための活動(2017.9~2019.3)が,地域の大学を中心に行われました.ニーズとシーズのマッチング,試験フィールドの提供,指針案の作成,要求性能の明確化と評価,技術の運用方法の提案等,様々な取り組みが行われました.

目的: 新技術としてDLC (Diamond-Like Carbon)薄膜技術や靭性モルタル技術等を取り上げ,インフラメンテナンス分野において,これらの技術に関する理解と活用を拡げるとともに,ポストSIPインフラの活動として「新技術の地域実装のための取組み」の新たな事例となることを目指し,令和3年度までの3年間,本委員会が設けられました.

構成: 本委員会は,委員,アドバイザー,幹事で構成されています.委員は,SIPインフラの活動等に携わった大学教員,アドバイザーはこの委員会の発起人,幹事は支援企業の方々です.積水化学工業(株)機能材事業部,(株)デーロス・ジャパン,双葉鉄道工業(株)(令和2年度まで)から委員へ,大学の奨学寄附金として,研究費が3年間配分されました.

魅力(大学教員): 大学教員である委員にとっては,下記のような魅力がありました.

  • 供試体へのDLCシートの貼り付けや靭性モルタルの施工等を企業のベテランの方に実施していただくことができ,信頼性の高い研究を行うことができました.
  • 全体の委員会や個別の打合せ会等を通じ,多様なアイデアや意見の交換を行うことができるとともに,新しい技術とその周辺の情報に触れることができました.
  • 各年度の初めに簡単な研究計画書を作成しましたが,それに縛られることなく,自由な発想で研究を進めることができました.

魅力(企業): 支援側の企業にとっては,下記のような魅力がありました.

  • 大学教員である委員の自由な発想による研究の内容や,委員会等で委員から出されるアイデアや意見には,企業内だけでは出にくいものも多くあり,魅力的でした.
  • 単独の企業のみでは難しいユニークな検証や基礎的実験に,取り組むことができました.
  • 委員会活動を通じて多様な大学教員と繋がることができ,本委員会の検討内容であるかどうかを問わず,様々な研究の依頼を行いやすくなりました.
  • 学会などで取り扱われているインフラ研究の最新のトレンドを把握できました.
  • 委員会に参加している企業間で,協力関係を構築できました.
  • 企業が複数のため,教員への大学寄付金の配分額が小さくなり,経理上扱いやすくなりました.

報告書: ポストSIPインフラの活動として始まった本委員会の活動には,上記のような様々な魅力がありました.そこで,報告書のタイトルを,『「知」を集結するオープンイノベーションの実践 -DLCと靭性モルタルを例にして-』としました.今後とも,工夫しながら,こうした研究支援,技術実装支援の活動が,様々な形で活発に行われることを願っています.

2022年3月

委員長  六郷 恵哲

委員長挨拶(開始時)

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大を避けながら、教育研究活動や経済活動を活性化させることが求められています。技術の少(省)人化、リモート化、デジタル化、ロボット化が急速に拡大しています。魅力的な新しい技術が、実務にすみやかに取り入れられることが望まれています。

 内閣府のSIPインフラというプロジェクトの中で、インフラメンテナンス分野における新技術を地域の自治体などで活用していいただく(地域実装する)ための活動(2017.9~2019.3)が、地域の大学を中心に行われました。行政と民間との直接協力が難しいという背景があるため、大学の支援がたいへん有効でした。試験フィールドの提供、指針案の作成、要求性能の明確化と評価、技術の運用方法の提案など、様々な取り組みを行うことができました。

 この委員会では、新技術としてDLC (Diamond-Like Carbon)薄膜技術や靭性モルタル技術などを取り上げ、インフラメンテナンス分野において、これらの技術に関する理解と活用を拡げることを目指しています。この委員会の活動が、ポストSIPインフラの活動として、「新技術の地域実装のための取組み」の新たな事例となることを目指しています。

2020年9月 委員長 六郷 恵哲

委員会構成

役割氏名所属所属内役職
委員長六郷 恵哲岐阜大学工学部名誉教授
委員森本 博昭岐阜大学工学部(~2020.11)名誉教授
委員内田 裕市岐阜大学工学部教授
委員鎌田 敏郎大阪大学工学部教授
委員小林 孝一岐阜大学工学部教授
委員国枝 稔岐阜大学工学部教授
委員宮里 心一金沢工業大学工学部教授
委員羽田野 英明岐阜大学工学部客員教授
委員内田 慎哉富山県立大学工学部准教授
委員木下 幸治岐阜大学工学部准教授
委員石川 敏之関西大学環境都市工学部准教授
アドバイザー関 雅樹関東学院大学理工学部 客員教授
アドバイザー鈴木 哲也慶應義塾大学理工学部教授
アドバイザー児玉 英之双葉鉄道工業㈱(前 青山学院大学)担当部長
幹事小口 貴士積水化学工業㈱ 機能材事業部事業部長
幹事刈茅 孝一積水化学工業㈱ 総合研究所部長
幹事松田 芳文積水化学工業㈱ 滋賀栗東工場G長
幹事島田 昌紀積水化学工業㈱ 総合研究所課長
幹事野口 勝俊積水化学工業㈱ 総合研究所(~2021.9)課長
幹事森本 裕介積水化学工業㈱ 滋賀栗東工場(2021.10~)
幹事森井 直治㈱デーロス・ジャパン社長
幹事林 承燦㈱デーロス・ジャパン部長
幹事平田 貢㈱デーロス・ジャパン顧問
幹事寺田 智子㈱デーロス・ジャパン